パスタを茹でる時、お湯1リットルに対して10g程度の塩を入れることが知られています。
子供の頃に、両親から教わっていたり、友人に教えてもらっていたり、知らず知らずのうちに常識になっているパスタの塩茹でについて、その理由をまとめました。
塩を入れて茹でる理由
塩茹ですることによって塩分がグルテンを引き締め、その結果パスタに含まれるでんぷんがお湯に流れにくくなることで麺にコシが付くと考えられています。
うどんや蕎麦を茹でたときに、茹で汁が塩辛いのはご存知でしょうか。
あれはうどんや蕎麦には最初から塩が練りこまれているからです。強力粉を使用するパスタとは違い、中力粉や薄力粉でもコシのある麺を打つために塩を加える必要があったのです。
パスタを茹でている時にもその引き締め効果を得るために塩茹でします。
その他に、パスタ自体に下味を付ける狙いもあります。
比較
あくまで個人的な食感ですが、お湯ので茹でた場合と、塩を入れて茹でたものと比べると、お湯のみで茹でたパスタのほうが若干ブヨブヨしています。
茹で時間を少し長めにするとより違いが明確になるように思えました。
下味については、私の味覚ではさほど違いを感じられませんでした。
まとめ
如何でしょうか。日々自然にやっていた行為でも理由が分かるとすっきりします。そしてその他の料理の理由についても興味が湧いてくるのではないでしょうか。
最後に改めてパスタを塩茹でする理由をまとめます。
- パスタにコシをつけるため。
- パスタに下味をつけるため。
以上、パスタを塩茹でする理由について、紹介させて頂きました。