様々な料理にお酒を加えることが今では当たり前となっています。
日本では日本酒、欧米ではワインなどを料理へ入れることも有名です。
またご家庭では、料理酒と呼ばれるものやみりんなどを利用するシーンも多いはずです。
ここでは、お酒と料理酒の違い、そしてもたらす効果をまとめてみたいと思います。
料理酒とお酒の違い
まず、料理酒とは一体何でしょうか。
料理酒とは、食塩や酢が添加されていて不可飲処置されているもの、つまり飲むための酒ではないと考えられているもので、酒税もかからず比較的安価となっています。
一方、日本酒やワインなどのお酒はアルコールを含み、飲むためのお酒ですので酒税対象です。料理に日本酒やワインを加えることで、料理にはコクや旨みがでますが、料理酒に比べると高価になります。
このコクや旨みは、お酒を作る過程で生まれる旨み成分によるものです。
料理酒は旨み成分よりも含まれる塩分のほうが効いてしまっているため、コクや深みを料理に出すという点ではお酒には劣ってしまいます。
料理酒・お酒の効果
お酒は、料理に旨みそしてコクを与えたり、視覚的にもテリやツヤを出す効果もあります。
また、肉料理に加えることで臭みを消す効果もあります。
料理酒でもお酒でも同じように言えますが、前述したとおり、コクや旨みを与えるためには料理酒よりもお酒のほうが向いていると言えます。
どちらも料理で使用するときには、沸騰させてアルコールを飛ばすようにして調理しましょう。
アルコールが残っているとその臭みが気になったり、あるいはお酒に弱い人は酔っ払ったりしてしまうので注意が必要です。
料理酒の選び方
お手持ちの料理酒を飲んでみたことはあるでしょうか。
風味や旨みが料理に影響するため、料理酒は実際に飲んでみておいしいと思えるものが料理にもあうと言えます。
料理酒よりもお酒のほうが風味もコクもあるものが多いですが、料理酒の中でも「飲んでもおいしい料理酒」として売られているものもありますので試してみては如何でしょうか。