焼き魚へ塩をふるタイミングについてご存知でしょうか。
焼く前に塩をふるのでしょうか、焼いた後に塩をふるのでしょうか。
今日はそんな魚に塩をふるタイミングについて紹介していきます。
焼く前に塩。
焼き魚に塩をふるタイミングは焼く前です。
魚に塩をふると、魚の表面の細胞の水が塩によってしぼりとられます。
このタイミングで焼くと中まできちんと火がとおり、うまみをたっぷり含んだ状態で焼きあがります。
もし、焼くタイミングが遅れると、うまみ成分まで絞り出されてしまい焼きあがってもパサパサになってしまいます。このように、焼く前に塩をふっていても時間が経ちすぎるのはよくありません。
焼いた後に塩。
それでは焼いた後に塩をふった場合はどうなるのでしょうか。
前述した塩をふる理由を考慮すると、焼いた後に塩をふっても、魚に塩味を付けるだけでしょうか。
もう少し、悪い結果になります。
焼く前に塩をふらないということは、魚の表面の細胞から水分を取り除けません。
つまり、魚を焼いた時に表面の水分が沸騰するために熱を吸収され、中まで火が通りにくくなります。
関連して、サバなどの魚にはアニサキス(寄生虫)が含まれていることがあり、過去に何度も食中毒が発生しています。対策には70度以上の加熱が必要です。
詳細はこちらのアニサキスー厚生労働省ーを参照下さい。
魚に塩をふるタイミング
最後にまとめたいとおもいます。
魚を焼く前に塩をふり、少ししたら焼き始めることで旨みを含んだおいしい焼き上がりになります。
健康に気をつけて、おいしい焼き魚を作ってみて下さい。