鶏肉は家庭でも頻繁に利用する食材ですが、扱い方を間違えると大変危険な食材となります。
これから料理を始めて行こうとしている料理初心者の方は本内容を理解し、実践していくことをおすすめします。
鶏肉の何が危険なのか。
一般的に、家庭で鶏を調理する上で、生肉を扱いますが、扱い方を間違えると食中毒のリスクが大変高い食材となります。鶏肉はサルモネラやカンピロバクターといった細菌を持っており、きちんとした管理そして調理をしなければいけません。
これをおろそかにすると細菌によって食中毒になる危険があるのです。
最近では焼肉バイキングでカンピロバクターの集団食中毒が発生しています。
一般的に、飲食店で生の鶏肉を扱う上で衛生管理は徹底されていますが、家庭でも同様に対策しなければ食中毒にかかってしまうのです。
過去にもサルモネラやカンピロバクターは度々騒がれていますが、改めて危機感を持ちたいと思います。
そしてこれから料理を始めようとする料理初心者の方々には当たり前のように徹底してもらいたいと思います。
細菌の感染経路。
鶏の生肉を包丁で切った包丁でサラダに使用する野菜などを切ってしまうと、野菜に細菌が付着する可能性があります。
鶏の生肉を触った手で色々な調理道具を触ってしまうとその調理道具を触った手から他の食材へ細菌が付着する可能性があります。
鶏の生肉を置いていたまな板の上に、新たに他の食材を置くと、その食材に細菌が付着する可能性があります。
そしてこれらの細菌は、常温ではもちろん、低温(冷蔵庫内)であっても死なないことに注意して下さい。
食中毒を回避するには。
効果的なのは熱処理です。
鶏の生肉が触れたもの、あるいは間接的に触れたものすべてに沸騰したお湯をかけて1分ほど放置してから洗剤で流します。また、手で触れたのであれば、手を洗剤でよく洗い、さらに専用の手拭で拭き取るようにします。(以後、この手拭は料理中使用しない)
片っ端から熱処理をしていけば、よほど大丈夫なのですが、これでは料理時間が掛かって仕方ありません。
ですので、おすすめの方法は、鶏肉を扱う料理は一番最後にすることです。
サラダを作り、スープを作り、鶏肉を使ったメイン料理を作るといったようにです。
このようにすれば、最後に熱処理をしてついでに調理道具を洗うこともできます。
まとめ。
鶏の生肉を扱う時には最新の注意を払いましょう。
・鶏生肉が直接あるいは間接的に触れたものはすべて熱処理する。
・鶏生肉を素手で触った場合は、洗剤で洗い、専用の手拭で拭き取る。
・鶏料理は一番最後にする。